チノパンとシャンブレーシャツ
店頭の空気も少しずつ動き始め、徐々に春に向けた装いを意識するタイミング。
各ブランドから新作の入荷が続く中、Sans limiteからも新たな作品が到着いたしました。
静かな佇まいの中に確かな個性を感じさせるパンツとシャツ。
一見すると落ち着いた佇まいですが、よく見ると細部にSans limiteらしさが潜んでいます。
まずは、PT-044 ゴムパンⅢ チノ(BLACK/BEIGE)

太すぎず、細すぎない中太ストレートシルエット。
先のブログでもご紹介し、私も購入したStraight Chinoにも近いサイズ感ですが、股下はジャストレングスに設定されており、スッキリとしたバランスに仕上がっています。

こちらのパンツで真っ先に目に止まるのが、側章のようなデザインに見える表に出された両脇の縫い代。


腰から裾にかけて出ている縫い代部分には、製品洗いによって迫力のあるパッカリングが現れています。
凹凸が陰影を生み出し、シンプルなチノパンに立体的な表情を与えています。
ウエストはゴムとドローコードによるイージー仕様になっておりますので、気軽に着用できる点も魅力です。

続いてはこちらの2本針シャンブレーシャツ

ベースは定番の2本針シャツなのですが、こちらの作品では一回り大きめのボタンを採用しており、シャツブルゾンのようなバランスに仕上がっております。
そして、特に目を惹くのが、ブルーストライプの生地に走る黄色のステッチ。

脇線や袖、袖ぐりに入る2本針による縫製が強調され、パッカリングの出たラインがよりくっきりと浮かび上がります。


2本針特有のパッカリングはブロード生地に比べるとやや控えめな印象。
ブロード生地では洗濯後パッカリングがさらに深くなったので、こちらも洗いを重ねることで更なる変化が現れると思います。

どちらもパッと見た印象はベーシックなのですが、細部にはしっかりと個性が宿ったSans limiteらしい作品です。
装飾ではなく、縫製や構造そのものが表情になる服。
是非袖を、足を通して体感いただきたく思います。
詳細につきましてはオンラインストアにてご覧くださいませ。
執筆者 中村鴻大


