後ろ姿に惹かれるシャツ
暑さが増してゆくこれからの季節は、軽やかな服に手が伸びます。
ただ、Tシャツ1枚では物足りない。そんな時でも重たく見えず、装いにさりげない変化を加えてくれるのがKLASICAの半袖シャツです。
・Back Flap H-S Shirts With Big Pockets ”SH-052”-TW(WHITE)


まず目に留まるのが、背面のヨークから裾へと伸びる大きなフラップ。


風を受けるたびにふわりと揺れ動き、立ち止まっている時よりも、歩き出したり、振り返った瞬間にその魅力が際立ちます。
着る人だけでなく、着ている姿を見る人にも印象を残してくれるデザインです。
フロントには大きめのポケットを左右に配置。収納力だけでなくデザインのアクセントにもなっており、シャツでありながらライトアウターのような雰囲気も感じられます。
ゆったりとしたシルエットとの相性も良く、一枚で着るのはもちろん、Tシャツの上からさらっと羽織る着こなしにもおすすめです。


そして、この特徴的なデザインを支えているのが生地です。
ガス焼きを施した強撚の100番手綿双糸と、100番手綿双糸に60番手リネン単糸を組み合わせて織り上げた生地は、見た目以上に軽やか。ドライタッチで肌離れが良く、汗ばむ日でも快適な着心地です。
極細の綿糸の中にリネン糸特有のスラブ感が浮かび上がり、素朴な風合いも感じられます。


ガス焼きによって毛羽を抑えた綿糸の滑らかさと、リネンならではの豊かな表情。その両方を兼ね備えているため、白一色でありながら決して単調には映りません。
近くで見るほどに生地の奥行きを感じられるのもこの生地の魅力です。
そして、この軽やかな生地は透け感も楽しみのひとつ。

白いインナーを合わせれば清涼感のある印象に。黒やチャコールなら陰影が生まれ、同じ白シャツでも雰囲気が変わります。
差し色となるカラーを合わせれば、その色がほんのりと透け、装いにさりげないアクセントを添えてくれます。
軽やかな生地だからこそ、背面のフラップは風を受けて美しく揺れ、羽織として着た時も軽快な印象を与えてくれます。
生地とデザインが互いの魅力を引き立て合うことで生まれる、この作品ならではの軽やかさ。
これから暑さが増してゆく時季に、是非お楽しみいただきたい作品です。
執筆者 中村鴻大


