これが最後、唯一無二のベルト
一本のベルトの中で、編み地が平面から立体へと姿を変えていく。
6本の革を平たく編み上げ、途中からバッグのハンドルを思わせる丸編みへ、そして再び平編みへ。
PETROSOLAUMのHand Braided Handle beltは、この大胆な編み替えが一際目を引きます。
・Hand Braided Handle belt(BLACK)

これまでONLINE STOREにはサイズ2のみを掲載しておりましたが、今回新たにサイズ3も追加いたしました。
サイズの選択肢が増えたことで、これまでより幅広い方にお選びいただけるようになっています。
せっかくこの機会ですので、改めてこのベルトについてご紹介したいと思います。
このベルトの大きな特徴は、やはり一本の中で編み方を切り替えていること。



異なるパーツを繋ぎ合わせて形を変えているのではなく、編み方そのものを切り替え、平面から立体へ、そして再び平面へと変化させています。
この編み替えは機械では再現することができず、職人の手仕事によって初めて成り立つもの。完成した姿はすっきりとしていますが、その裏側には非常に細かな作業が積み重ねられています。
素材には、きめ細やかでしなやかなホースレザーを使用。バックルには槌目加工と燻加工が施され、剣先にはPETROSOLAUMを象徴する拇印が刻まれています。特徴的な編み替えだけでなく、金具や細部の仕上げに至るまで、人の手によって生み出されるPETROSOLAUMらしさが詰まっています。



そして、この複雑な手編みについて先日、デザイナーの荻野さんから今後の製作についてのお話を伺いました。
荻野さん自身もこのデザインをとても気に入っており、次のシーズン以降も継続して作りたいと考えていたそうです。
しかし、実際に編みを担う職人さんにとっては、それほどまでに負担の大きな仕事だったようで、今後も継続して製作することは難しいとのこと。
しかも、この編みを担うことができるのは誰でもというわけではなく、熟練した技術を持つ職人さんに限られます。
もし同じ技術を持つ職人さんがもっと多くいれば、これから先も作り続けることができたのかもしれません。
こうした複雑な手仕事を担える職人達が少しずつ減っていることを思うと、今回の話はこのベルトだけのことではないようにも感じます。
長い時間をかけて受け継がれてきた職人技術が、少しずつ形にできなくなっていく。そのことに、寂しさも感じました。
これほど複雑な編み替えを一つひとつ手作業で形にしてきた職人の技術と、それを一本のベルトとして成立させたPETROSOLAUMのものづくり。
今後作られないという希少性だけで、このベルトの価値が決まるわけではありませが、唯一無二の存在感を持つデザインに加え、その生産背景を知ることで、より特別な作品となりました。
現在在庫として持っているものが最後となります。
実際に手に取り、この特徴的な編みと、その一本に注ぎ込まれた職人の手仕事をご覧いただければと思います。
※PETROSOLAUMの作品はこちらからご覧いただけます。
執筆者 中村鴻大


