可笑しみと哀愁を纏うオヤジたち
店内の景色がガラリと変わるほどドカドカと新作が届いています。まだすべてをご紹介しきれていませんが、本日はその中から、YUTA MATSUOKAの作品をご紹介いたします。

毎シーズン、独創的なプリント作品を展開するYUTA MATSUOKA。
今回は、パリを拠点に「オヤジ」をモチーフとした作品を手掛ける版画作家・寺尾恵さんによる絵が使われています。
酒を片手に語らう者、椅子へ深く腰掛ける者、遠くを見つめる者。丸まった背中や緩んだ表情を眺めていると、一人ひとりにそれぞれの物語があるように思えてきます。
少しくたびれていながらも妙に愛嬌があり、哀愁を漂わせながら、見ているとつい頬が緩むオヤジたち。その人柄や、交わされている会話まで想像したくなる、ユーモアに満ちた絵柄です。
・Relaxed Fit Shirt(ECRU-Print)





・Relaxed Fit Shirt(OFF WHITE-Print)




形は新型のRelaxed Fit Shirt。肩や身頃に十分なゆとりを持たせ、着丈をやや長めに設定したオーバーシルエットです。裾を出してゆったりと着るのはもちろん、タックインした際にも収まりの良いバランス。身頃に対して襟は小ぶりに設計されているため、首元はすっきりと見え、ジャケットやブルゾンの内側にも合わせやすく仕上げられています。
ECRUには、柔らかくさらりとしたリネンキャンバスを使用しています。
ほどよい肉感と通気性があり、リネン特有の弾むような質感も感じられます。

こちらは前後にプリントが施され、シャツ全体でオヤジたちの姿を楽しめる仕上がりです。生成りの穏やかな色合いと、素朴な生地の表情も絵柄によく馴染んでいます。
OFF WHITEには、綿とリネンで織り上げたカルゼ生地を使用しています。
畝とスラブ調の糸による豊かな表情に加え、適度なハリと滑らかな肌触りが印象的です。

こちらは前身頃のみにプリントを施し、ECRUとは異なる絵柄も見られます。
版の擦れやインクのムラがはっきりと現れ、手作業で押しているからこその揺らぎを感じられる仕上がりです。
オヤジたちの緩んだ表情や少しくたびれた佇まいにも、その掠れた線がよく似合います。

前から見ると大きな絵柄が視線を集めますが、後ろへ回ると無地になるため、見る方向によって印象が大きく変わるのも面白いところです。
同じオヤジたちを描き、同じシルエットに仕立てながら、生地とプリントの見せ方によって異なる表情を持つ2つの作品。
同じプリント柄でも並べて見比べると、印象がガラリと変わっています。
他にも各ブランドから新作が多数届いております。
オンラインストアへは準備が整ったものから順次掲載してまいりますので、まずは今回ご紹介した2つのRelaxed Fit Shirtを是非ご覧ください。
※YUTA MATSUOKAの作品はこちらからご覧いただけます。
執筆者 中村鴻大


