普遍的、されど
これまでSans limiteの定番である2本針、3本針とブログで綴ってきました。
その定番の中で、最もスタンダードな存在とも言えるブロードボックスレギュラーシャツ。
一見するととてもベーシックですが、サイズを変えて袖を通してみると意外にも一番変化を感じられました。
まずはサイズ0から。




全体的にすっきりとした印象。
丈もコンパクトで、肩周りもジャストフィットといった感覚です。
ボックスシルエットではありますが、サイズを落とすことで程よく引き締まったバランスになり、シャツらしい端正な雰囲気が際立ちます。
ピッタリとしたサイズ感がお好みの方には、このサイズダウンという選択もおすすめです。
続いてサイズ1。




全体に程よくゆとりが生まれています。
肩や身幅に少しゆとりができることで、ボックスシルエットの良さが自然と感じられるサイズ感です。
かといって大きすぎる印象はなく、あくまで自然なゆるさ。
169cm 77kgの私は、サイズ1で少しゆるさを感じる着方が今の気分です。
そしてサイズ2。





こちらのサイズではぐっとゆとりが出てきます。
身幅や着丈のボリュームが増すことで、同じシャツでもまた違った表情に。
シンプルなブロードのシャツですが、サイズが変わるだけでどこか空気を含んだような佇まいになり、ゆったりとしたバランスで楽しみたい方にはこのサイズも面白いと思います。
また、このシャツは洗いざらしでさらに雰囲気がガラッと変わります。
まるで別物の様に。
こちらはサイズ1で着用しています。





襟や袖、脇線などの縫製部分には細かなシワが入り、生地全体にはシボ感が現れています。
パリッとした印象はなくなり、小慣れた雰囲気へ変化しています。
新品の状態ではフォーマルなシャツのように感じられる方が大半ですが、こちらの着用サンプルをご覧いただくと「これが欲しい」なんて言われることも。
第2形態とでも言いましょうか、非常に魅力的です。
綺麗に着るのか、ラフに着るのか。
シンプルだからこそ、その違いがしっかりと現れます。
気分や好みによって、選び方も変わってくるのだと思います。
店頭にはサンプルもご用意しておりますので、実際に着比べて、雰囲気や表情の違いを楽しんでみてください。
執筆者 中村鴻大


