ふんわりと膨らむシルエット
先日のBlogではKLASICAの”FIFTY-TWO”について触れましたが、もう一本、これからの時季に合いそうなパンツがあります。
しっかりとしたボリュームがありながらも、力の抜けた佇まい。
まずそのシルエットに目がいきました。
・Egg Shape Easy Trousers”OVUM-LC”(SAFRON)

ヒップやワタリにたっぷりとゆとりを持たせたシルエット。
ウエストはゴムと、サイドから伸びたドローストリングで調整できるイージーパンツです。

緩やかなテーパードに加えて、裾にはダーツを入れたことにより、立体的に丸みを帯びた卵型のシルエットを形成しています。
ゆったりとしたシルエットながら、ラフさやルーズさを感じさせないバランスです。

サイドから巻きつけるように伸びるドローストリングは、1960〜70年代の日本国有鉄道の作業着をベースとしたディテール。
長めに設定されたドローストリングや、ヒップポケットのやや大きめのフラップも、さりげないアクセントとして全体に変化をつけています。
ヴィンテージの要素を踏襲しながらも、ただ再現するのではなく、一癖加えたバランスに仕上げられています。
ディテールはしっかりと主張しながらも、バランスの良い佇まいにKLASICAらしさを感じます。
素材には、フランス・ノルマンディ地方で生産されたリネンを用いて織り上げたシャンブレー生地を使用しています。



太番手の糸を使用していることで、ネップやムラが強く現れ、粗野で素朴な表情が際立ちます。
また、生地の織密度はあえて甘く設定しており、ボリュームのある見た目に反して、ふんわりと空気を含んだような軽やかな質感に仕上がっています。
ドライなタッチの中に、わずかな弾力もあり、暑い季節でもストレスなく穿ける着心地です。
着用してみるとこんな感じです。(169cm 77kg)
・SAFRONサイズ2
・BROWNサイズ3

サイズによる見た目の印象に大きな差はありません。
シルエットのバランスもほぼ変わらず、どちらも同じ雰囲気で穿いていただけます。
個人的には、3〜4回ほどロールアップして穿くのが好みです。
裾のたまりが消えると、シルエットの輪郭がはっきりと現れて、バランスがいい。
素材の軽さや、穿いたときのバランスを是非実際に味わっていただきたく思います。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
執筆者 中村鴻大










