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カート

カートが空です

2026SS

黄色が馴染む理由

原色のような鮮やかな色は、どちらかと言えば得意な方ではありません。
普段手に取るのは白やカーキ、グレー、ネイビー。気付けばそんな色ばかりがクローゼットに。


そんな私でも、このイエローには惹かれるものがありました。

SH06B ボックススタンド2本針製品染シャツ(YELLOW)





店内に並ぶ服の中でも明らかに目を引く色なのに、袖を通してみると意外にも落ち着いた印象。
なぜ派手に映らないのか。その理由は製品染による柔らかな色合いと、このシャツならではの力の抜けたシルエットにあるように思います。

・サイズ2着用(169cm77kg)





生地にはSans limiteでは定番のコットンブロードを採用しています。
滑らかで柔らかな肌触りを持ちつつも適度なハリがあり、カジュアルにも綺麗な装いにも馴染むバランスのいい生地です。





製品染めによる優しい色味に加え、染めや洗いの工程によりシワやナチュラルな風合いが生まれたおかげで、鮮やかな黄色でありながら優しい印象に映ります。
さらに、Sans limiteらしい2本針が生み出すパッカリングも加わることで、色だけが前に出ることのない豊かな表情に仕上がっています。




身幅や肩幅には適度なゆとりと、首元に抜け感が出るスタンドカラーも相まって、落ち着いた印象を感じられます。



その印象はスタイリングに取り入れてみることでより強くなりました。
まずは普段から愛用しているSans limiteのStraight Chino(BEIGE)と合わせてみました。




ベージュのチノパンという、ベーシックな組み合わせ。
黄色が主役になりながらも、全体としては驚くほど穏やかな印象です。
白シャツを合わせるような感覚とまでは言いませんが、思っていたよりずっと肩肘張らずに着られます。





KLASICAのEgg Shape Easy Trousers"OVUM-LC”(SAFRON)とも合わせてみました。



チノパンとは全く異なるタイプのパンツですが、こちらも不思議と違和感がありません。
パンツが放つ土っぽい雰囲気や生地の表情も相まって、先ほどよりもぐっと落ち着いた印象に。
黄色が程よく主張しつつも、色だけが浮くことはなく自然と馴染んでいるように感じます。



決して控えめな色ではありません。店内でも自然と目を引きますし、袖を通せば装いの主役になる色です。
それでも不思議と気負わず着られるのは、色の強さだけでなく、シャツそのものの魅力がしっかりと感じられるからだと思います。



普段なら選ばないはずの色なのに、なぜか気になる。そんな感覚を覚えさせてくれます。
鮮やかな色に少し距離を感じている方にこそ、一度試していただきたい作品です。



執筆者 中村鴻大

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