春の空気とともに
展示会の話が続いていましたが、店頭には春夏の新作が続々と揃ってきています。
ここ数日は天気も良く、気温もグッと上がりました。
雪も山肌や田んぼに少し残るくらいになり、足元を気にせずお越しいただける頃合いです。

雲ひとつない青空が広がり、陽が当たるとしっかりと暖かい。
その中を、少しだけひんやりとした風が抜けていく。このバランスがなんとも心地よいです。
木々も心なしか、いつもより青々として見えます。
冬の静けさを越えて、景色に少しずつ色が戻ってきました。

獅子吼は、今本当に気持ちの良い空気が流れています。
車を降りて、深呼吸をひとつするだけで、季節が動いているのを感じていただけると思います。

店内も同じように、少しずつ表情が変わっています。
軽やかな生地、明るい色味、動きの出るシルエット。
冬とは違うリズムの服たちが並び始めました。

展示会では次の季節の話をしていましたが、目の前にあるのは今着られるもの。
この時期は、次の季節を想像する楽しさと、今の季節を楽しむ感覚が重なる、少し特別な時間だと思っています。
穏やかな景色の中で、ゆっくりと店内をご覧いただけたら嬉しいです。
服そのものはもちろん、この空気ごと味わっていただければと思います。
春が始まりだした獅子吼で、皆様のご来店を心よりお待ちいたしております。
執筆者 中村鴻大


