ここから、また
今日で、Solitaryがオープンしてから一年が経ちました。
長かったようにも感じますし、振り返ってみれば一瞬だったようにも思います。
ただ、一年前のことを思い返すと、ずいぶん遠くまで来たような気もします。
一周年ということで、この一年を少し振り返ってみようと思ったのですが、いざ思い返してみると、最初に浮かんでくるのは失敗したことや、うまくできなかったことばかりでした。
これまでもアパレルの仕事には携わってきましたが、Solitaryでの仕事はそれまでとはまったく違いました。
店頭での接客はもちろん、オンラインストアの運営、写真撮影、文章を書くこと、日々の発信。
次から次へと新しいことが舞い込んできて、毎日無い頭をフル回転させながら、ただ必死に目の前のことに取り組んできました。
それでもひとつのことに集中すれば別のことが抜けたり、後になって自分の詰めの甘さに気づいたり。
一年経った今でも、もっとできたはずなのにと思うことはたくさんあります。
お店を任せていただいている以上、ただ好きな服に囲まれて仕事をしていればいいわけではありません。
自分の判断ひとつで、お店の見え方も、発信する言葉も、来てくださる方が受け取る印象も変わります。
その責任の大きさを感じることも増えました。
苦しい時が上り坂、楽な時は下り坂。
そう自分に言い聞かせながら、格好悪くても前へ進むしかないと、もがき続けた一年でした。
そんな中で、この一年続けてきて本当に良かったと思えることもたくさんあります。
そのひとつが、このBlogです。
ありがたいことに、店頭で「ブログを読んでいます」と声をかけていただくことが本当に増えました。
オープンして間もない頃は、毎日書いているBlogがどれだけの方へ届いているのだろうかと思うこともありました。
それでも、直接そう言っていただけるたびに、画面の向こう側にちゃんと伝わっているのだと実感します。
本当に嬉しいですし、励みにもなっています。
だから、これからも書き続けていきます。
県内の方だけではなく、県外からSolitaryを目掛けて足を運んでくださる方や、旅行の途中に立ち寄ってくださる方も少しずつ増えました。
わざわざこの場所まで来ていただけること。
一年前にはほとんどなかった繋がりが、店頭でもオンラインストアでも増えていること。
そうした一つひとつの出来事に触れるたびに、毎日やってきたことは無駄ではなかったのだと思えます。
お店へ何度も足を運んでくださる方がいる。
オンラインストアを通じて繰り返し選んでくださる方がいる。
ブログを読んでいると声をかけてくださる方がいる。
自分ではなかなか気づけなかったこの一年の積み重ねを、皆さまからいただく言葉を通して教えていただいています。
温かい言葉やメッセージをいただけることに、心から感謝しています。
好きなことだから頑張れる。
ただ、好きなだけでは続けていけないことも、この一年で強く感じました。
お店を続けていくことも、誰かに足を運んでいただくことも、決して当たり前ではありません。
だからこそ、目の前にあることをひとつずつ、来てくださる方と向き合い、服と向き合い、言葉を届け続ける。
まだまだ足りないところばかりです。
一年経ったからといって何か答えが見つかったわけでもありません。
二年目もきっと悩むと思います。
失敗もすると思います。
それでも、この場所を少しずつでも良くしていけるように、これからも考えて、悩んで、手を動かし続けます。
この一年、Solitaryにご縁をくださった皆様、本当にありがとうございます。
二年目も、どうぞよろしくお願いいたします。
執筆者 中村鴻大


