入荷と向き合う時間
先週くらいから晴れ間の出る日も増え、気温も上がり、春が一歩一歩近づいてくるのを感じられるようになりました。
Saltyでは毎週のようにパンパンに詰め込まれたダンボールが届き、その度に次のシーズンが始まったのだと実感させられます。
箱を開けては並べ、写真を撮り、また次を開ける。
撮影して、加工して、文章を整えて。
夜中まで手を動かしても、まだ終わりが見えないほどのボリュームの日も。
毎週のように新作が届き、その度に店内の景色が少しずつ変わっていきます。
ラックの並びが入れ替わり、テーブルの上に見慣れない生地が重なり、空間がガラリと変わっていく。
そんな変化を感じながら作業を続けていると、ふと手を止めた瞬間に、その量の多さに気づかされます。
いつもなら耳に入ってくる街の喧騒や人の声も、ほとんど気にならない。
ただ目の前の作品と向き合い続ける、慌ただしくも濃い時間です。
こういった日こそ、それぞれの作品の特徴や細部のデザインをじっくりと理解する大切な時間でもあります。
タグや縫製、生地の質感。
写真では伝わりきらない細かなニュアンスを一つひとつ確かめていく。
実際に触れて、見て、並べていく中で、デザインの意図や素材の魅力が少しずつ輪郭を持ち始めます。
ただ「入荷しました」で終わらせず、きちんと理解したうえで皆様にお伝えするための大切な時間です。
そうした準備を経た新作が店頭に並び始めています。
そしてSolitaryでも、各ブランドから続々と新作が届いています。
オンラインストア、ブログでもご覧いただけますが、是非実物を見ていただきたいです。
皆様のご来店、心よりお待ちいたしております。
執筆者 中村鴻大


