惹かれる生地
YUTA MATSUOKAの作品は、既視感のないデザインもさることながら、オリジナルの生地がどれも非常に魅力的です。
糸から作り上げた生地に加え、染色や加工にまで拘ったクラフト感のあるものづくりに、入荷のたびに惹かれます。
今回届いた作品も例に漏れず、生地の表情が強く印象に残るものばかりでした。
春夏らしく軽やかな素材感でありながら、しっかりとしたテクスチャーが感じられるラインナップです。
Slub Yarn Dobby Cloth Hook Pants(CHARCOAL)


秋冬シーズンでも展開していたHook Pants。
膝裏にタックを入れた立体感のあるシルエットに加え、裾のホックでシルエットの調整が可能なデザインです。


コットンリネンの混紡糸にスラブコットンを撚糸した杢糸を使用し、ドビー織機で織り上げた生地にワッシャー加工を施すことで、激しいシワやシボが現れています。
畝のような織柄と重なり合い、奥行きのある立体的な表情に仕上がっています。

Airbrushed Dyed Fabrics Hook Pants(ECRU)



同型のホックパンツをベースに、生地の表情で大きく印象が変わる一本です。
尾州の特殊な染色工場で働く傍ら、芸術家としても活動されている職人の方に製作を依頼した生地を使用しています。
エアブラシでの染色は浸透が難しく、濃度や浸透率の調整を重ねながら完成に至ったとのこと。


染料のスレや粒子のムラが、絵の具を散らしたような表情となり、非常に印象的です。
リネンキャンバス素材で通気性にも優れ、これからの季節にも快適に着用いただけます。

Shirring Lawn Bib Front Shirt(BLACK)


YUTA MATSUOKAらしい、断ち切りのディテールが印象的なシャツです。




断ち切った部分にバイヤスでカットした別生地をはぎ合わせることで、ラインを強調しています。
繊細さとラフさが同居するようなバランスに仕上がっています。
生地にはわずかに透け感のあるコットンローンを使用。
コットンをベースにポリウレタン糸を格子状に打ち込み、ワッシャー加工を施すことで、強いシワのある表面感を生み出しています。

空気を含んだような軽やかさに加え、ストレッチ性もあり、着心地の良さも魅力です。
オンラインストアへの掲載は近日中を予定しておりますので、今しばらくお待ちくださいませ。
執筆者 中村鴻大


