コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

2026AW

自然な風合いに少し凛とした表情を

昨日のBlogでは、MITTANの大麻ワイドパンツの生地に使用されている、大麻(ヘンプ)という素材や生地についてご紹介いたしました。
今回は、すとんと落ちる美しいストレートシルエットやディテールはそのままに、生地を変えることで大麻のまた異なる表情を見せる大麻ワイドパンツ高密度をご紹介いたします。

・大麻ワイドパンツ高密度(左から 墨黒泥染ベンガラ白







同じ大麻100%の生地を使用していますが、本作ではやや細番手の大麻糸を選び、それを高密度に織り上げています。





左が大麻ワイドパンツ高密度の生地、右が大麻ワイドパンツの生地です。
目面が細かく、ぎっしりと目が詰まっているのがお分かりいただけるかと思います。



触れてみると大麻ワイドパンツの生地よりも少しハリが強めですが、生地自体はとても軽やか。
風がすっと抜けていくような通気性の良さと清涼感をしっかりと持ち合わせています。



高密度に織り上げることで滑らかな肌触りがありつつも、決して綺麗すぎず、大麻糸が持つナチュラルで素朴な風合いがしっかりと生きているのが、こちらの生地の魅力です。





Solitaryに並ぶ5色の中でも、独特な表情を見せているのがベンガラ白と泥染の2色です。

・ベンガラ白





ベンガラ白は、土から採れる酸化鉄を主成分とした天然顔料を用いて染められており、白に比べるとほのかにくすみがかった、柔らかく深みのある色合いに仕上がっています。
パキッとした眩しさはなく、柔らかく優しい雰囲気が魅力です。
着込み洗うことで、白でありながら僅かな色合いの変化もお楽しみいただけます。

・左 ベンガラ白、右 白







・泥染





こちらは、鹿児島県の奄美大島に古来から伝わる伝統的な染色技法である泥染によって染め上げられています。





染色の工程は、想像する以上に途方もない手間と時間を要します。
奄美大島に自生する車輪梅(シャリンバイ)という木を細かいチップ状にし、大きな釜で何日もかけて煮出します。



そうして出来上がった染液に生地を浸し、繊維にしっかり浸透させます。その後、鉄分を豊富に含んだ自然の泥田で、職人が自らの手で生地に泥を揉み込んでゆきます。
生地に染み込んだタンニンと泥の鉄分が化学反応を起こすことで、黒でも焦げ茶でもない、僅かに青みがかった独特な茶色が生まれるのです。



この途方もないサイクルを、職人の手によって何十回と繰り返すことで、ようやく一枚の生地が染め上がります。自然の力と、気の遠くなるような人の手の積み重ねが宿った、非常に力強く深みのある色合いがこちらの作品最大の魅力です。





着込み洗いを重ねることでアタリが生まれたり、少しずつ泥の鉄分が褪色し、下地の赤褐色が現れてきます。
少しずつ変化してゆく泥染ならではの風合いや表情は、育てる歓びを強く感じさせてくれます。



大麻ワイドパンツも心地良いですが、こちらの高密度生地が持つ清涼感や、素朴ながらも凛としたハリと滑らかさもまた、日々の装いを楽しく、快適にしてくれるでしょう。



是非それぞれの生地に触れながら、大麻と染めが織りなす素朴な風合いを感じてみてください。



執筆者 中村鴻大

Read more

涼しいだけじゃない
2026AW

涼しいだけじゃない

夏の定番素材として親しまれている麻。ただ、一口に麻と言っても、その中には亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)、大麻(ヘンプ)など様々な種類が存在します。 今回MITTANから届いた大麻ワイドパンツで使用されているのは、その名の通り大麻です。 ・大麻ワイドパンツ(左 松煙、右 ベンガラ白)   大麻と聞くと、怪しげなイメージが真っ先に思い浮かんでしまうかもしれません。しかし、日本人にとって大麻は...

もっと見る
ビール党の皆様へ
2026SS

ビール党の皆様へ

昔はビール特有のほろ苦さが苦手だったはずなのに、気がつけばその苦味とコクにすっかり虜になり、今では立派なビール党になりました。「とりあえず、ビール」。なんていい言葉でしょう。仕事終わりの一杯、ハードな運動後の一杯、風呂上がりの一杯、そして気心の知れた友人たちと酌み交わす一杯。楽しい瞬間に飲むビールは、どうしてあんなにも格別なのでしょうか。さて、そんなビールが一段と美味しくなるうだるような夏に...

もっと見る