パジャマ?それともシャツ?
インドや中東で日常着として生まれ、やがてヨーロッパへ渡り、部屋着や就寝着として広まっていった「パージャーマー」。
その歴史から着想を得て、スタンドカラーシャツへと落とし込まれたモデル「Lounge Shirt」。
・Silk Nep Back Satin Lounge Shirt(OYSTER WHITE)



・Silk Nep Back Satin Lounge Shirt(EVER GREEN)



パジャマをベースにしているだけあって、肩幅や身幅、アームホールにはしっかりとゆとりを持たせ、ヨークやカフスを省いたシンプルな作り。
襟元はすっきりとしたスタンドカラーで、フロントには同じ生地で作られたくるみボタン。縫製も細やかで、パジャマを思わせるゆったりとした形でありながら、きちんとした品も感じる佇まい。

Aquellos Ojos Verdesのラインナップの中ではゆったりとしたモデルですが、いわゆるオーバーサイズとは少し違います。
身体を大きく覆うようなサイズ感ではなく、着た時に程よく余白が残るくらい。ゆるさ加減がちょうどいいバランスです。
・サイズ3着用(169cm 77kg)




パジャマを元にしたシャツと聞けば、もう少しラフなものを想像していましたが、実際に着てみると随分とエレガント。
私の場合普段であればサイズ4でちょうどいいサイズですが、サイズ3でも身幅と肩に程よくゆとりがあります。
サイズ4になると着丈や袖丈はもう少し長くなりますが、このLounge Shirtならむしろ少し余るくらいで着るのも良さそう。
・サイズ4着用



袖もきっちりと折り返すのではなく、くしゅっと無造作に捲るのがこのシャツには合う気がします。

そして、このゆったりとしたシルエットで改めて印象に残ったのが生地でした。
以前のBlogでご紹介したDress2と同じ、超強撚のキュプラ糸とシルクネップ糸を用いて織り上げられたバックサテン生地です。


表面にはシルクネップ特有の節やネップがポツポツと浮かび、ナチュラルで素朴な風合いがありますが、生地自体は薄手で柔らかく、とろんとした落ち感があります。
この落ち感のおかげで、肩や身幅にゆとりがあってもシルエットは横へ膨らまず、すっきりとした印象に。

前を開けてラフに羽織っても、美しいドレープを描きながら揺れ動く生地やAquellos Ojos Verdesらしい繊細な仕立てによって、どこかエレガントな空気が漂います。
ゆったりとしたシルエットと、とろんとした生地の組み合わせは想像していた以上に心地良く、パジャマを着想源にしているという話を思い出すたび、少し納得してしまいます。
これ、本当にパジャマとして着たら相当気持ち良いだろうな...。


